実行ファイルを実行する
実行ファイルを実行する方法を解説します。実行ファイルとは、単にプログラムのことだと考えてください。実行ファイルを実行するは、プログラムを実行すると同じ意味です。
パーミッションの設定
実行ファイルを実行するには、ファイルに実行権限が必要です。gccで生成された実行ファイルには、デフォルトで実行権限がつきます。
lsコマンドの「-l」オプションを使って、ファイルの実行権限を見てみましょう。
ls -l
実行ファイルである「test」にだけ、「x」という実行権限がついていますね。
-rwxrwxr-x 1 kimoto kimoto 6702 Dec 14 14:42 test -rw-r--r-- 1 kimoto kimoto 78 Dec 11 10:52 test.c -rw-rw-r-- 1 kimoto kimoto 1488 Dec 14 14:37 test.o
参考情報として、実行権限を与えるにはchmodコマンドを使うことを覚えておきましょう。
実行ファイルを実行する
実行ファイルを実行するには、ファイル名を指定して「Enter」を押します。
実行ファイル名
一つの注意点はUNIX/Linuxでは、カレントディレクトリにある実行ファイルを実行する場合は「./」と先頭につける必要があることです。
./test
絶対パスや相対パスでも実行ファイルを実行できます。
# 絶対パスで実行 /foo/bar/test # 相対パスで実行 bar/test